上海に恋をした。

9月の半ば、上海へいってきました。

帰ってきてからも暇さえあれば写真を見返してみたり、気づけば頭の中は旅の記憶を辿っていたり。
旅に出る前と同じくらい、私の頭は上海のことでいっぱい。

…この症状。どうやら私、上海に恋をしてしまったようです。


美味しい小籠包におしゃれなカフェ。
宿泊したクラシカルホテルも素敵だったし、現地の方のスマートな仕事ぶりや謙虚なところも、上海という場所が一層好きになった理由の一つです。

それでもやはり、一番心ときめいたのはこの上海の街並み。


期待していったけれど、期待以上だった外灘。クラシカルな旧外国租界の街並み。

今私が目にしても圧倒されてしまうのだから、19世紀半ばにこの景色をみた日本人はきっと飛び上がるほど驚いたことでしょう。


THE上海な眺めはこの高層ビル群の方でしょうか。
たった10年と少しでこれほどの絶景を生んでしまうのだから、中国の勢いに圧倒されてしまいます。


それでも私は外灘の景色の方がずっと好みです。
西洋建築と浦東の高層ビルの両方を捉えられるこの眺めは、租界の繁栄期を生きた人でも目にしていないのだなと思うと、なんだか鼻が高くなってしまうのが不思議。



そんな上海、見所は決して外灘だけではありません。

レトロモダンなショッピングエリア新天地は、歩いているだけで楽しくなってしまいます。

過ごしやすい初秋ということもあるのか、夜はたくさんの地元の人たちがテラス席でお酒を楽しんでいました。


フランス租界や南京西路と、通りかかったマッサージ店に駆け込むほどあちこち歩き回ったのは、美しい街路樹とマッチした街並みに魅せられてしまったから。

中国らしいレトロな建物も、ただ古めかしいだけではありません。
香港のようにごちゃごちゃした印象がないのは、建物が全体にゆったり並んでいるからでしょうか。

驚いたのが、道がとても綺麗だということ。
道を歩けばゴミ処理のバイクに何度も追い抜かされ、早起きをして外灘の遊歩道を歩けばお掃除の方がせっせと道を掃いていました。
(なぜか外灘は顔をしかめるほどのなんとも言えない臭いが漂っていたけれど)



これまでアジアで旅したところといえば、香港、バリ、UAE、シンガポール、バンコク、サムイ島、台湾…グルメやホテルステイ、ショッピングと目的をしぼった旅を楽しんできました。

ただ、その街並み自体を好きになったところってお世辞にもこれまでにはなくて。
清潔感のあるレトロとモダンが融合した上海の街は、歩いているだけで楽しくなってしまう。
そんな意味でも今回の上海は新鮮な旅になりました。

そして改めて私は、下調べの時に沢山眺めた地図上の道々を自分の足で歩き、景色を眺めることがこの上なく好きなんだな、と実感。


もちろん街並み以外にも気に入ったところは沢山。

Thank you Shanghai,,,



--travel memo------

お馴染みですが、上海ではgoogleもInstagramもlineも使えません。

どこの国でもgoogle mapに頼りきりな私なので不安に思っていましたが、郷に従えとばかりにgoogle風中国アプリ、高徳地図を日本から入れていきました。
多少の中国語を解読する必要はありますが、経路表示や交通機関の表示等、google mapと同じように使えて◎でした。

個人的には必須な、旅先でのレストラン選びのための現地のアプリ、大衆点評も。
とても使いやすくて、美味しい点心のお店からおしゃれなカフェまで、お店探しに大活躍してくれました。

一応VPN付きwifiをレンタルしていったものの、通信状態が悪くなった時の連絡手段として、We Chatも入れていきました。

これだけ備えていれば、VPNがなくても全く不自由はなかったです。
…グローバルwifiさんで借りたwifiは、チャイナモバイルの電波のせいかうまくVPNを繋げないことが多々あったので。。

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